ははログ。〜気ままな日常キロクと卵巣胚細胞腫瘍のこと〜

はじめまして!卵巣胚細胞腫瘍の闘病記録とともに、日常のあれこれ書いてます!

卵巣胚細胞腫瘍 〜BEP療法1クール2週目〜

ようこそ!!

病院職員として働いていた28歳、胚細胞腫瘍(未熟奇形種)になって職場でもある病院にて闘病生活を送った記録です(・̑◡・̑)

 

あぁ…私がんになったんだ…

と、実感したのはこの頃でした。

エグい・・・副作用がエグい・・・!!!

 

2010.10.25(月)1クール8日目

まだ倦怠感が続きます。

この日も、食べることも、起き上がることもなく、ただベッド上で天井見ながら過ごす1日でした。

 

冒頭のように、がんになったことを実感したのはこの頃でした。

それまでは、なんだか自分のことなんですが、どこか実感がなく過ごしていましたが…この抗がん剤によるダメージをモロに受けてはじめて実感しました。

しかし、泣く気力もなくただずっと天井見るか、目が回るから目をつむるか、、、ベッドで無気力な時間を過ごしていました。

 

2010.10.26(火)1クール9日目

火曜日、ブレオ点滴の日です。

 

メニューは、

①点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 

②点滴(ブレオマイシン)100ml・・・1時間

③点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

 

のメニューです。

前回でもお話ししましたが、再度ざっと薬剤の内容を。

・ソルラクト:水・電解質が主な主成分

・デカドロン:ステロイドに分類される。吐き気嘔吐を抑える

ブレオマイシン抗悪性腫瘍剤

 

この日の午後、仰向けに寝ていると胸の圧迫感を感じました。

深呼吸したいけどうまくできない、みたいな。

看護師さんに伝えてサチュレーション(動脈血酸素飽和度)を測ってもらいましたが、異常なく。様子見ということになりました。

熱も38.0℃ありました。

 

2010/10.27(水)1クール10日目

BEP療法も10日経過しました。

 

まだ先は長い、が正直な感想。かなり心はネガティブモードです。

 

となりの個室が空いたということで、病室をお引越ししました。前日の胸の圧迫感は続いていることもあり、大部屋より観察しやすいということもあってのことだそうです。観察用の個室なので、看護師さんの詰室は目の前(それはそれで常に出入りしている、ガヤガヤしている^^;)でしたが、個室料金不要!!とのことでした♪(´ε` )

 

とにかく些細な物音が気になります

日中の足音が気になってしょうがありませんでした。普段はそんな細かいこと気になる性格では全くないんですが・・・。

 

看護師さんの足音は、まぁ、パタパタ・・・と行った感じで、まぁ許せる範囲です。が、しかし隣の部屋に毎日面会行きていた女性が、毎日ヒールでツカツカツカツカ・・・この音だけはこの頃ホントにストレスで( ;∀;)

 

病院に行くときはヒール厳禁ですよー!!!

迷惑に思っている患者さんは絶対にいるはず!!

 

正常な精神状態なら、さほど気にもなっていなかったんでしょうけどね(^_^;)

 

2010.10.28(木)1クール11日目

朝起きたとき、変わらず倦怠感は残っていました。

が、母が昼前にやってきて自分用の昼食にパン屋さんで惣菜パンを買ってきていました。

カツサンドのソースのにおいが、やけに美味しそうに感じて、

私「食べたい。」

母「えっっ?!カツサンド??」

 「こんな濃いのいきなり食べてええんかな?聞いてくるわ。」

 

看護師さんに聞きに行って戻ってきた母。

 

母「食べたいのもあったら、なんでもいいって。」

 

ということで、カツサンドのカツのソースかかったところを一口。

 

めちゃ美味しい!!!!

 

結局、ひとつ丸ごとペロリと食べてしまいました。

一週間ぶりの食事です。

 

嬉しいながらも、

母「この後吐くかもね・・・」

私「うん、、、そだね( ̄◇ ̄;)」

 

と話しながらも、ついでにジュースも飲んだりして、食べてるうちに少し気分が良くなってきました。食事で劇的に症状改善です!!!

嘔吐もなかったです。

母が帰る前、夕食用に売店でパンとジュースを買ってきてくれて(ウインナー&マヨのパン)、また完食しました。

病室の窓から 夕日がきれい

 

8日ぶりに座って、外の景色を見て思いました。

 

あたりまえの日常に感謝。。。

 

ただただ、座ったり歩いたり、ご飯食べたり、しゃべったり、、、

あたりまえのことができなきなる時間を過ごして、あたりまえに過ごせていた日常にそう感じ、ひとりめちゃ泣きました。

 

その夜、約一週間ぶりに歯磨きしました(^_^;)

「磨かなくても死なへんし」って言って(この発言覚えてない笑)、この倦怠感の間、磨くのをサボっていました。

しんどいとき、自分に甘々でもいいじゃないか!!と思って乗り切ってました。

 

2010.10.29(金)1クール12日目

 

まだ全身重いですが、かなり気分はラクになりました。リクライニングにして座ることもできます。そして、歩行器で歩くこともできました!!(かなりフラフラなんですけどね^^;)

 

ということで、バルーン(オシッコの管)を抜くことになりました!!

 

「管生活」から解放です( ^∀^)♪

 

歩行器で歩いて気づきました。一週間ちょっとの寝たきり生活、脚の筋力がかなり低下しています。触ったらふくらはぎが「ふにゃふにゃ」していて、あきらかに筋力ほぼなし状態。脚を動かして部屋でトレーニングに励んでいました。

 

そういえばなんですが、この治療の間に月経が来る予定だったんですが、月経がないまま来ていました。(4日目に少し黒めのがごく薄くついていたのですが、月経だったのかは不明)

 

2010.10.30(土)

2010.11.1(日)

土日、週末退院や外泊する患者さんで病棟が静かです。

元気になるとやることがなく、看護師さんに言って院内をウォーキングしていました。

食事の再開をどうするか聞かれ、1日朝から減量で再開してもらうことにしました。

やはり、白米は味がしません。おかずも味覚はおかしかったですが、完食しました。

 

少しずつ回復してきた2週目でした。

次回は3週目、比較的元気に過ごせた週をお話しします♪

では、良い1日を( ´∀`)