ははログ。〜気ままな日常キロクと卵巣胚細胞腫瘍のこと〜

はじめまして!卵巣胚細胞腫瘍の闘病記録とともに、日常のあれこれ書いてます!

はじめまして〜胚細胞腫瘍と自己紹介〜

 

卵巣胚細胞腫瘍のこと

 

「ははログ」はじめました。

きっかけはというと、私は10年前卵巣胚細胞腫瘍の治療をしました。

 

この闘病生活を通じて確実に私の人生観は変わりました。

この病気にかかり、死を間近に感じる経験をしました。

日々、忙しさの中から少しの不調も「大丈夫だって!!」って見過ごすこともあると思うんです。けど、少しの不調が大きな病気につながることもあるんだと、身をもって実感しました。

 

現在、子供もいて元気に過ごしているわけなんですが、おそらくほとんどの人が聞いたことがない病名だと思うんです。私自身も知らなくて、ネットを中心に調べまくりました。10年前、、、情報がほとんどありませんでした。

 

そりゃそうかもしれません。“希少がん”の分類に載っていて、10万人に1〜3人とのことなので、当然かもしれません(^_^;)

 

この腫瘍に対する抗がん剤治療、BEP療法。

治験が始まったのが1970年代。このBEP療法という治療法がなければ、私は確実に今ここにいないわけで…( ̄◇ ̄;)

 

病気のことについては学会資料や文献で拝見することができます。しかし、実際知りたい体験記のようなものはほとんど見当たらず、この先どうなるのか不安でした。

副作用はひどいのか、本当に3ヶ月で治療は終わるのか、そもそも治るのか、将来子供を産むことはできるのか・・・・・・

 

同じようにこの病気を患って不安な時間を過ごしている方がいるのなら、または家族、恋人、友達かもしれません。たくさんの人の目にふれて、この病気の治療について情報が入ってくれたらいいな、シェアできたらなと思いました。

 

入院中、日記を書いていました。

その日記をここに起こしていきたいと思います。

 

ざっくりと、

◆こんな経験してきました◆

2010年、28歳の4月。

体調不良のきっかけは主に熱、便秘と下痢を繰り返す、関節痛、肘と膝に謎の痒くない蕁麻疹みたいなやつ。熱がなかなか下がらない(倦怠感などなし)ので総合内科へ。検査、検査、検査・・・。ここで、普通の風邪とかで済まされず原因を探るべくあれこれ検査して調べてくれた総合内科の主治医の先生にか感謝しかありません( T_T)

院内の検査室コンプリートしたんじゃないか、というほど先生にすべてお任せして検査を受けまくった結果、4ヶ月かけてたどり着いたのが、下腹部の腫瘍でした。

 

そして、エコーの結果、卵巣腫瘍の診断でした。

 

婦人科で精密検査した結果、

・右の卵巣が20cmほどの腫瘍により肥大していること、

・腹水が溜まっていること、

・早急に手術が必要ということ。

 

早急に手術?

 

卵巣を手術するってことは、将来子供が産めないってこと?

 

普段、病院で仕事をしていて自分が患者になるとは思ってもいませんでした。

もう「ワケワカラン」で頭の中はいっぱい。でもどこか他人事のような感覚。

しかし、MRIで写った腹部いっぱいの腫瘍の姿。そして最近太ったなぁ〜ズボンきついなぁ〜なんて思っていた膨れたお腹・・・。便秘していたのも、すべては大きくなりすぎた腫瘍が腸を圧迫していたものでした。

 

手術後、判明した病名は卵巣胚細胞腫瘍(両側)でした。

BEP療法という抗がん剤治療をしなければならない。ということ。

 

抗がん剤

吐いたり絶対しんどいやつよね?

髪抜ける?

そもそも…死ぬのか、私…

 

いろんな感情が込み上げてきました。

けれど、先ほども書いたようにどこか他人事のような感覚で。

 

そんなわけで、再入院して3ヶ月のBEP療法、超絶しんどい治療とともに入院生活を経験しました。

治療のことはもちろん、副作用のこと、検査のこと、入院生活のことをココに残していきたいと思いますので、よろしくお願いします!!

 

では、次回から始まります。

今日も良い1日を♪