ははログ。〜気ままな日常キロクと卵巣胚細胞腫瘍のこと〜

はじめまして!卵巣胚細胞腫瘍の闘病記録とともに、日常のあれこれ書いてます!

卵巣胚細胞腫瘍 〜BEP療法1クール1週目〜

 

ようこそ!!

病院職員として働いていた28歳、胚細胞腫瘍(未熟奇形種)になって職場でもある病院にて闘病生活を送った記録です(・̑◡・̑)

 

BEP療法とは・・・ブレオマイシン・エトポシド・シスプラチンという3つの抗がん剤を併用する治療法です。

 

※ある日の点滴たち

 

2010.10.18(月)1クール1日目

いよいよBEP療法開始です。

予定は・・・

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 + 内服薬(イメンド)

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

 

のメニューです。抗がん剤赤文字で記載しています。

 

ざっと薬剤の内容を。

・ソルラクト:水・電解質が主な主成分

・デカドロン:ステロイドに分類される。吐き気嘔吐を抑える

・アロキシ:抗がん剤薬による嘔吐中枢への刺激を阻害する。

・イメンド:抗がん剤薬による嘔吐中枢への刺激を阻害する。

ラステット:一般名エトポシド抗悪性腫瘍剤

プラトシン:一般名シスプラチン抗悪性腫瘍剤

 

朝8時半から点滴が始まりました。

①⑤と並行して、②〜④を順に点滴です。

 

点滴をはじめたこの日から、BEP療法中は病棟から出ることが禁止でした。

自覚症状は全くなく、ずっと病室でヒマ人してました(^_^;)

前回もお話ししましたが、トイレへ行く度に尿量を測ってノートに記載していきます。午後からの尿量が多くなってきました。

元気なので点滴の水分+食事やお茶など飲水もしていたので当然かもしれませんね。

 

点滴が終わったのは、消灯後10時でした。。。

初めての慣れない点滴生活1日目、腕からチューブが取れて点滴スタンドがない生活、すごく開放感でした( ´∀`)

 

2010.10.19(火)1クール2日目

予定は・・・

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 + 内服薬(イメンド)

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ブレオマイシン)100ml・・・12時間

⑥点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

 

のメニューです。

火曜日は、BEP療法フルコースの日です。

⑤のブレオマイシン、12時間かけるとは大物感がプンプンします( ´Д`)

 

一日、特に体調の変化はありませんでした。

食事も普段通り食べれていました。

 

2010.10.20(水)1クール3日目

予定は、月曜と同様、

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 + 内服薬(イメンド)

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

のメニューです。

 

前日12時間かけたブレオはやはり大物だったのか・・・

BEP療法3日目に突入したからか・・・

体調に変化が現れました。

 

まず、倦怠感

とにかく体が重くて、トイレへはやっと行ける感じです。便座に座って・・・しばらく動けず。尿量測るのすらもう億劫で、途中からだいたい適当な量を書いてました。スミマセンm(_ _)m

 

そして、水様便。

便意もなく、ベッドに寝てる時にダラダラっとした感覚(特別力を入れたわけでもなかったです)。月経かなと思ったけど…いや、違いました。漏らしてしまったわけで、着替えとシーツを交換しないといけないのは分かっていたのですが、看護師さんに言う勇気なく、でも、換えないことには・・・ということでナースコールを鳴らしました。

何も言わず、慣れた手つきでシーツ交換(シーツの下に防水シートが敷かれていました。よくあることなのか?)と、着替えを手伝ってもらい・・・3日目にして早くも心が折れかけでした。また出るかもしれないと思い、このときから生理用ナプキン(夜用40cm)をつけていました。

結局、翌日(4日目)まで5度続き、止まりました。食事を摂っていないこともあってか14日目まで排便自体が無くなりました。

 

吐き気

昼食から、とにかく食事のにおいで吐き気がして、食べれる状態ではありませんでした。味覚異常もあって味はしないし、主治医の先生や看護師さんが食べれたらなんでもいいと言ってくれたので、レモンシャーベットを半分食べました。が、夕方からは何も食べずでした。

ただ、嘔吐すると言うことはありませんでした。

 

2010.10.21(木)1クール4日目

予定は、同じく

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 + 内服薬(イメンド)

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

のメニューです。

 

完全にベッドから動けなくなりました。

10人ほどの人間におさえつけられているような感覚。

トイレに行くことが困難で、看護師さんの勧めもあってバルーンカテーテルを入れました。挿入時に違和感ありましたが、たいして痛くもなく、トイレに行かなくていいというだけでかなり気持ち的にはラクになりました。

そして食事も摂れないので病院食を止めてもらいました。

これでベッドから起き上がることは無くなりました。

 

ただ、時が過ぎるのを待つのみ・・・。

 

ベッド上で、遅く過ぎていく時間をただただ耐えていました。

両親が着替えを持って面会に来てくれていましたが、まともに話すこともできず、むくんだ脚をマッサージしてくれていました。

 

歯を磨くのがかなり困難で、でも、看護師さんからは食べていなくても夜だけは磨いたほうがいいと言われ介助してもらいながらも歯磨きをしていました。

 

2010.10.22(金)1クール5日目

予定は、同じく

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

のメニューです。

内服薬(イメンド)は飲めないので無くなりました。

 

この日も、もちろんベッドから動けません。腰が痛いなぁ・・・と思いつつ体勢を変えるのすら困難でした。

一週間の点滴が終わりです。

 

「今日が終わるとしばらくしたら必ず薬が抜けて戻るから」

 

という、朝の主治医の先生の言葉を信じて、ひたすらベッドで耐えていました。

 

2010.10.23(土)1クール6日目

2010.10.24(日)1クール7日目

5日間の点滴が終わって、チューブに繋がれていない一日。

しかし、状態は変わらず、ベッド上で過ごす日々でした。

薬が抜ける気配すらありませんでした。。。

 

ではでは、次回、BEP療法2週目につづきます

良い1日を( ´∀`)