ははログ。〜気ままな日常キロクと卵巣胚細胞腫瘍のこと〜

はじめまして!卵巣胚細胞腫瘍の闘病記録とともに、日常のあれこれ書いてます!

卵巣胚細胞腫瘍 〜BEP療法3クール1週目〜



ようこそ!!

病院職員として働いていた28歳、胚細胞腫瘍(未熟奇形種)の治療のため、職場でもある病院にて闘病生活を送る記録です(๑・̑◡・̑๑)

 

BEP療法とは・・・ブレオマイシン・エトポシド・シスプラチンという3つの抗がん剤を併用する治療法です。

 

3クール目の始まりです。

髪はほぼ抜けました。そして、体重はすっかり落ちました。(筋肉量が激減しているのもあると思います。)大概の副作用は経験してきました。そんな最終クールの始まりです!!

 

\ BEP療法についてはこちらへ /

hahalog2022.hatenablog.com

 

2010.11.29(月)3クール1日目

いよいよ3クール目、最終クールの始まりです。

「これで終わりだぁー!!」と喜ぶ自分と、「またイチから始まるのか・・・」と気落ちする自分とが混在しています。

今回も、また朝8時から

 

1・2クールと全く同じく、

予定は・・・

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 + 内服薬(イメンド)

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

 

のメニューです。抗がん剤赤文字で記載しています。

 

ざっと薬剤の内容を。

・ソルラクト:水・電解質が主な主成分

・デカドロン:ステロイドに分類される。吐き気嘔吐を抑える

・アロキシ:抗がん剤薬による嘔吐中枢への刺激を阻害する。

・イメンド:抗がん剤薬による嘔吐中枢への刺激を阻害する。

ラステット:一般名エトポシド抗悪性腫瘍剤

プラトシン:一般名シスプラチン抗悪性腫瘍剤

 

朝8時半から点滴が始まりました。

①⑤と並行して、②〜④を順に点滴です。

 

1、2クールの時と同様、初日は特に異常なく過ぎていきました。

 

2010.11.30(火)2クール2日目

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 + 内服薬(イメンド)

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ブレオマイシン)100ml・・・12時間

⑥点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

 

のメニューです。

火曜日は、BEP療法フルコースの日です。

⑤のブレオマイシン、1、2クールともにこれを機に副作用が一気にきた気がしています。

  \ その様子がこちらの記事 /

www.hahalog2022.com

明日以降、要注意です。

1クールの時は、3日目に水様便が出て大変だったので2クール目はあらかじめ生理用ナプキン(夜用40cm)をショーツにつけて対策をしていました。で、その後何もなかったのです。今回はどうするか、もし1クールの時みたいに水様便が出たらどうしよう…とかなりビビって今回も生理用ナプキンで対策しました。

倦怠感、吐き気、味覚異常共に悪化してないです。そんな気配もなくむしろ元気な状態で消灯を迎えました。

 

きっと翌日から動けないだろうと思い、入浴はできない(一日中点滴つなげっぱなしなので)ので、全身温タオルで拭いて、洗顔→化粧水もして、しっかり歯も磨いて、翌日から起き上がれないであろう倦怠感に挑みました。

 

2010.12.1(水)3クール3日目

な、なんと。

倦怠感はあるものの、起き上がれないほどではなく∑(゚Д゚)

食欲はありませんでしたが、パンなら少しずつかじってバターロールを1個食べる程度でした。

絶対起き上がれなくなると思って、前日夜は色々対策していたほど。自分が一番ビックリです!!

 

この日のメニューは、

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分 + 内服薬(イメンド)

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

です。

 

午前中の元気はどこへやら、夕方からやはり起き上がれなくなりました。一気にダウンです・・・。

そして今回も自ら「バルーンカテーテル」(いわゆる、おしっこの管)の挿入をお願いしました。そしてベッドでただ天井を眺める「無」の時間が始まりました。

 

2010.12.2(木)3クール4日目

メニューは、

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

 

です。

朝から完全にベッド上から動けません。寝返りも、もうしんどいです。

BEP療法が始まって3クール目にして初めて嘔吐しました。それまで吐き気止まりで実際嘔吐したことはありませんでした。と言っても先日夕から食べていないので、ほとんど出る物もなく、胃液(?)が出るだけでした。

そして、2クール目と同様、口内炎が出てきました。

 

2010.12.3(金)3クール5日目

メニューは、

①点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

②点滴(デカドロン・アロキシ)100ml・・・30分

③点滴(ラステット)500ml・・・2時間

④点滴(プラトシン)500ml・・・2時間

⑤点滴(ソルラクト)1000ml・・・5時間

です。

BEP療法1週目の最終日です。

変わらず倦怠感で起き上がれません。嘔吐は落ち着いて吐き気のみになりました。また、口の中の痛みは変わらずです。

 

これを越えれば、火曜日のブレオを除いてまとまった抗がん剤治療は終了です。後は回復するのを待つのみ。

今後の回復に期待して、ベッド上でただ時間が過ぎるのを耐える時間を過ごしていました。

 

2010.12.4(土)3クール6日目

2010.12.5(日)3クール7日目

一日することもなく。できることもなく。

ただ天井と外を眺めるだけの一日でした。

 

各クール1週めの週末は、毎回倦怠感でまともに動くこともできず、ベッドで時間が過ぎるのをただ待つ、、、。歯磨き、洗顔、トイレへ行くこと、体を起こすこと、寝返りすら困難で。しんどいことよりも、当たり前にできていたことができないことへのショックが大きかったです。

 

こうして、ようやく3クール1週目が終わりました。

回復すれば、治療が終わる、と希望を持ってただ耐える時間を過ごす週末。翌週は、これまで通りなら回復するであろう2週目です。

 

それでは、良い1日を( ´∀`)